OzaShin’s diary

活動報告、機材レビュー等

Synthogy Ivory II レビュー

今回はSynthogyのピアノ音源であるIvory IIをレビューしたいと思います。

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Synthogy | Media Integration, Inc.

 ピアノ音源では定番と言ってもいい音源だと思います。しばらく前にKeyscapeが発売した時にIvoryの立場が危ういんじゃないか、という声も上がりましたが、キャラクターが大きく異なるので両方持っていても問題は無さそうでした。

今回は、「Ivory II Grand Pianos」というバンドルに収録されている3つのピアノについてレビューを行っていこうと思います。他にItalianとかAmericanとかいろいろなコンテンツがあるようですが、今のところ買い足す予定はありません。

「Ivory II Grand Pianos」に入っている3種類のピアノは以下の3つです。

・Bösendorfer 290 Imperial Grand

・German Steinway D 9′ Concert Grand

Yamaha C7 Grand

それぞれ特徴を書いていきます。まず「Bösendorfer 290 Imperial Grand」ですが、硬く冷たい質感を持った音が特徴です。低音と高音のバランスがよく、ポップスやロックで使いやすそうな音です。反面、弱く弾いても柔らかい感じになりにくいので、静かな音楽で浮いてしまうかもしれません。

German Steinway D 9′ Concert Grand」ですが、ちょっと音が丸すぎて個人的にあまり好きな音ではありませんでした。重心がかなり低い音です。強く弾いたときの音はなかなかでしたのでベロシティ感度の設定でどうにかなるのかもしれません。バラードなどで柔らかい音が使いたい場合はいいかもしれません。

Yamaha C7 Grand」、一番好きです。適度に硬さがあって、でも弱く弾いたときは気持ちよく丸まってくれるバランスがとてもいい。エフェクトの乗りも非常にいいですね。迷ったらとりあえずこれでいいと思います。ちなみにこの前公演があった月歌奇譚~夢見草~という舞台で書いた「月と、刹那のきらめきを」はIvoryのYamaha C7 Grandを使用しています。

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