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OzaShin’s diary

OzaShin/虹原ぺぺろん

Steinberg RND Portico 5043 Compressor レビュー

もう3年くらい使っているので今更感があるのですが、Steinberg RND Portico 5043 Compressor(以下5043comp)のレビュー書きます。

Portico 5043 Compressor :  | http://japan.steinberg.net/

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 Neveのコンプのプラグインシミュレーションは多くのメーカーが行っていますが、5043compは数少ないNeve公認のプラグインですね。

実機の音を聴いたことが無いので比較ができませんが、原音の雰囲気を残したまま自然に補正できる系統のコンプレッサーで、極端な値にしても破綻しにくいので初心者の方にも強くお勧めできます。しかし値段が高いのが最大の弱点ですね。とりあえず私は値段分は使ったと思うのですが、本当にこれ買って大丈夫だろうか、って不安な方はCubaseのインストールディスクに入っている体験版を使ってみると良いと思います。ものすごく使いやすいコンプです。

 

個人的に得意だと思う素材はキック、タム、ベース、ボーカルなど。どんな素材でも自然にかかる反面、アグレッシブなサウンドが苦手な印象がありますが、Feedbackランプを消灯させ、Feed-Forwardモードにすると、アタック成分がパツパツするような音作りも可能です。これら2つのモードはかなり質感が異なるので、使い方次第で様々なソースに対応できると思います。

私の場合は最近のボーカルとベースのメインのコンプレッションはほぼこれです。ツキウタのボーカルMIXもこれですね。

キックも生ドラムの場合はこれを使う機会が増えています。キックに使うと弾力がある感じの質感になります。強めに突っ込んでもリリースが不自然にデコボコしにくいのがいいですね。リダクションを-6~-10dBくらい、アタックを30~40ms、リリースを200ms~250msくらいに設定した時のキックのサウンドがとても好きです。

 

弱点も軽く書いておくと、アナログ機材のシミュレーションなのでアタックタイム・リリースタイム共に最小値が若干デジタルコンプよりも長めです。そのため一瞬のアタックのみに反応させたりといった使い方には向いていません。ただ、その辺りは他に代わりがいっぱいあると思うので、無理にこのコンプでやる意味はないでしょう。

ちなみに、左上のINのランプを消灯させると圧縮はバイパスされますがアナログ回路のシミュレーションはバイパスされない、というユニークな仕様らしいのですが、効果は正直なところちょっと分かりにくいです。少し明瞭になったように聴こえるのですが、ただでかくなっただけかも。情報求む。

 

少しお高いですが、あのNeveが認めたサウンドがほぼ無制限に使えるということを考えるとお得感があります。長く付き合えるプラグインだと思います。