OzaShin’s diary

活動報告、機材レビュー等

モニターアーム買いました

エルゴトロンのモニターアーム「LX デスクマウントアーム」を買いました。結論から言うと、買って大正解でした。

www.ergotron.com

 

f:id:OzaShin:20180918160442j:plain

机の面にクランプで固定します。私の場合はガラステーブルなので厚みが足りず、強度も心配でしたので、滑り止め・補強用に1cmほどのゴム板を挟んでいます。

 

f:id:OzaShin:20180918160627j:plain

アームを使用することによって、高さや角度などを自由に変更できるようになります。タッチパネル対応のモニターの場合、手前に引き出すことによってタッチがしやすいポジションに持ってこられるのが便利そうです。いつかやってみたいですね。

アームの硬さもちょっとした振動ではブレない程度に硬く、動かすときには支障のない、適度な硬さでした。モニターによってはアームがやわらかすぎることがあるかもしれませんが、硬さは自由に変更できるので安心です。

 

アームを使用することで直接的に制作に影響はありませんが、画面が大きく見えることによって作業への没入感が上がる気がします。上の写真のように、鍵盤の真上まで引き出すと、大画面のシンセサイザーのようになってとてもテンションが上がります。モニターアーム、かなり集中できるようになるのでぜひ試してみてください。

pixiv FANBOXはじめました

いま流行りのpixiv FANBOXをはじめました。

イラストレーター向けのサービスですが、自サーバーを使ってファイルを配布できれば音屋でも運用できるかと思ったので……。

 

登録は以下からよろしくお願いします!

www.pixiv.ne

 

いまのところやっているのは曲のパラアウトした音声の配布、VOCALOIDのVSQX(打ち込みデータ)の配布です。

将来的には講座系の動画の限定公開、登録者の曲を使用してミキシング解説、ゼロから曲を作っていく過程の動画を何回かに分けて配信、などをやっていければと思っています。

 

今週中に「サテライト(アレンジver.)」のパラデータ配布を行います。40トラックほどのシンセ、ギターなどが多用されたアニソン系のサウンドです。

 

また、「このようなことをやってほしい」という要望があれば可能な限りやってみたいと思っています。よろしくお願いします!

作家視点で見たスマートスピーカー活用法

気になっていたAmazon Echo買いました。

f:id:OzaShin:20180316161747j:plain

スマートスピーカーというと、声で操作できるBluetoothスピーカーのようなものだと思っていたのですが、自分のライブラリだけでなくクラウド上にある知らない曲リストもシャッフルして流してくれることを知り、新しい曲をたくさん吸収できる機会になるのではないかと思い、さっそく入手してみました。

結論からいうと、買ってよかったです。知らない曲が次々と流れてくるのがとっても楽しい。プレイリストが充実しているのもいいですね。「◯◯(ジャンル名)の曲を流して」という検索が非常に使いやすいです。ロック、ジャズ、バラード、クラシックなどはもちろん、「グラインドコア」「ディープハウス」などの細分化された音楽ジャンルにも対応して流してくれます。そのジャンルがどんな音楽なのか、実際に聴きながらジャンル研究をすることができます。

 

■反応したプレイリスト検索の例

モーツァルトの曲を流して」「90年代のバラードを流して」「マッキー(槇原敬之さん)の曲を流して」「オルゴールの曲を流して」「激しい曲を流して」「EDMを流して」「最新のアニソンを流して」「シンフォニックメタルの曲を流して」「落ち着く曲を流して」

 

■反応したがプレイリストが無かった検索(2018.03.16現在)

「アシッドジャズの曲を流して」「暗い曲を流して」

リストが無かったアーティストもいくつかありました。

 

音質についてですが、スピーカーの大きさの割には良い音だと思います。少し低音が無理矢理持ち上げたようなボコッとした質感に感じますが、音楽的に違和感はありません。ちなみにAmazon Echoの場合は全ての機種の背面にステレオミニジャックが付いているので、音質に納得がいかない方は自分で用意したスピーカーに有線接続することができます。

流れてきた曲で気になったものがあった場合、スマホアプリに現在再生されている曲が表示されたり、再生履歴が残ったりするため曲名やアーティスト名が分からないままになることはありません。

今日届いて早速、知らなかったアーティストの曲でお気に入りがいくつかありました。今後も積極的に活用して知らない音楽をたくさん吸収していきたいと思っています。

コミックマーケット93インフォ

12月末に行われるコミックマーケット93にサークル参加いたします。

 

  • 参加日:12月29日(金)
  • スペース:東オ01a「陰謀派スライダー」(MAP
  • 新譜:「pprnp Anniversary 10th」¥1000(イベント価格、後日ショップ販売委託予定)

    f:id:OzaShin:20171220105851j:plain

【収録曲】

01. 8月の終わりに君を想うということ(初音ミク
02. サテライト -2017 ver.-(miki)
03. 真夏の追憶(GUMI・鏡音リン
04. サイレント・エモーション(MEIKO
05. Guilty Verse -2017 ver.-(氷山キヨテル
06. cold prayer(結月ゆかり)
07. clocks(初音ミク
08. Dogma(神威がくぽ
09. Shade Slide(鏡音リン
10. アマランサス(GUMI・猫村いろは・miki)
11. アミュレット(鏡音リンMEIKO
12. カンパニュラ(猫村いろは)
13. シルバーバレット -2017 ver.-(GUMI)
14. Inside Your Eyes(鏡音レン
15. ヒトヨノハナ(メルリ)
16. 機械仕掛けの渡り鳥(GUMI)

 

 

ボカロPデビュー10周年を記念して制作したアルバムです。個人的に好きな曲を16曲セレクトさせていただきました。

今回のアルバムで個人によるボカロ同人アルバムは一区切りにしようと思っております。同人活動と動画サイトへのボカロ曲投稿は続けていく予定です。

 

また、今回は友人のNo.D君がスペースに来てくれます。M3の新作と旧譜を置いていますので、よろしくお願いします。委託する作品については以下のページを御覧ください。

garakutastudio.blog.so-net.ne.jp

Vengeance Producer Suite Avenger レビュー

今回はVengeance Producer Suiteのソフトシンセ「Avenger」をレビューしようと思います。こちらもブラックフライデーセールで入手したソフトシンセになります。

f:id:OzaShin:20171130211754j:plain

続きを読む

Audiobro LA SCORING STRINGS 2.5 レビュー

ブラックフライデーセールでAudiobro社のLA SCORING STRINGS 2.5(以下LASS)を買いました。

f:id:OzaShin:20171129182156j:plain

2017年11月29日現在、本家サイトでセール中で、60%OFFくらいの値段で買えます。これまでで最安値のようです(セール終了時期不明)。

LASS Full 2.5

ec.crypton.co.jp

 

操作性について

 私の場合、ストリングス音源は各セクションは単一トラックで奏法を切り替えて使いたいので、キースイッチが使えないと入力ができません。最初、キースイッチの設定方法について少し戸惑いましたが、しばらく触ってみると自由度の高い設定ができることが分かってきました。

はじめにKONTAKT内にARCというキースイッチを統括するパッチを読み込みます。次に、ARCの下に使いたい奏法のパッチを読み込んでいきます。最後にARCで読み込んだ奏法をどのキーで使うか、どのチャンネルに奏法があるのかを割り当てて完了です。

ストリングスでは奏法以外にダイナミクスの調整がとても重要ですが、LASSの場合、CC1番のモジュレーションがダイナミクスに割り当てられています。これは通常のMIDI 11番のエクスプレッションのような、単純な音量ではなく、音の柔らかさなども変化するタイプです。ベロシティはレガート・グリッサンドの速度調節に使います。

 

音質について

MIDIノートをレガートで入力することによりリアルなスライド・グリッサンドを再現できます。レガート中は若干音量が下がるので、頑張ってレガートさせてもオケの中に入るとあまり聴こえないことも……。その場合は音量をしっかり書きましょう。

全体的にドライ気味(無反響ではない)で、思っていたのよりもずっとざっくりとした音質でした。スピッカートなどはかなりギャンギャンとした感じで、人によってはここまで強くなくていいから!と感じるかも。かなり存在感の強い音なので、空間系エフェクトの乗りが非常にいいです。コンプでグッと前に持ってきても違和感がない音でした。

もう一つ大きな特徴はパッチのレイヤーによる人数感の調整です。シネマティックなストリングスはヴァイオリンが16人などの大編成で収録されていることが多いですが、LASSの場合は4人ずつのセクションでパッチが区切られており、これを重ねれば大編成、単独で使用すれば小編成といった、さまざまなシチュエーションに対応できます。この点がLASSの最も魅力的な点だと思います。主席(ソロ)の音も入っているので、セクションに薄く重ねることで、輪郭を保ちながら分厚さを得ることもできます。

問題点としては、部分ごとに音量が大きい部分や妙にノイズが出過ぎている部分がいくつか見受けられます。MIDI CCによる手作業の補正や、コンプレッサー・マルチバンドコンプ、ディエッサーなどでピンポイントに抑える調整が必要かもしれません。音質が均一であってほしい方は、Viennaあたりが非常に整った音質なので、そちらをチェックしてみるといいと思います。

また、購入前のレビューチェックで「ピッチが悪い」とあり、「まあそこまで気にはならないだろう」と思って買ってしまったのですが、4分の1音くらいずれている部分があり、そこまでピッチのずれにうるさくない私でも気になりました。以上のような点から、LASSはソフト音源というより、「ストリングス音素材集」、のように考えるといいかもしれません。現実のストリングスのように、演奏者の振れ幅にアレンジャーやミキサーが合わせていかないといけません。

 

サンプル音源等

ガールズシンフォニーEcのPV曲でLASSを使っています。ソロ部分は生で録っているのですが、それ以外のストリングスは全てLASSを使用しています。

www.nicovideo.jp

本日で投稿10周年を迎えました

本日でVOCALOID投稿10週年を迎えました。

長いようでとても短かった10年です。投稿ペースは落ちてしまっていますが、今後も少しずつVOCALOID曲を投稿していきたいと思っております。

10周年記念曲を作りました。この10年間で覚えたことをいろいろ詰め込みました。10年前の自分では絶対作れなかったメロディを作りたい、という気持ちがありました。ぜひ聴いてください。

www.nicovideo.jp

僕たちは音楽という形のないものを使って、たくさんの人と繋がってきました。その繋がりも、いつか終わってしまうことがあるかもしれません。それでも、この10年間で感じた多くのことはこれからの生き方でとても大きな糧となるものばかりでした。決して楽しいことばかりでは無かったけれど、10週年を迎えたこの日に「これからも音楽をたくさん作っていきたい」と思えていることはとても幸福なことだと思っています。

 

 

 

以下、歌詞になります。

 

「機械仕掛けの渡り鳥」


瓦礫の街は黄昏で燃える
残骸見下ろして
人の作りしまやかしは消えて
証しすらも潰えた


記憶の片隅に残された光が
哀しみに引き裂かれても空を視て


僕は何のために生きればいいの
探し物が無いならこんな生命はいらない
ただ一つ抱いてた輝きすら
失くすのは怖いんだ 終わりゆく世界で


あの大空に羽ばたきたくて
翼を欲しがったけど
識るほどに遠のくあの場所には
僕の憧れがあるから


僕は何のために生きているの
問いかける言霊が 瓦礫の街に彷徨う
僕ではない誰かの憧れが
この胸にこだまする 束の間の安らぎ


僕は何のために生まれてきたの
永い時を渡ろう きっと答えを見つける
手を伸ばした先の輝きには
淋しさと優しさが響き合う黄昏
誰もいない空に 明日が来るのなら